コロナかと思ったら白血病でした。

2020年3月末、急性骨髄性白血病と診断されました。「生きている記録」として日記を闘病ブログにする事にしました。1日1日を大切に生きていきたいです。

8/1/2020 体力作りを始める

地固め治療2クール目(36日目)

採血なし

 

やはり今日も朝から酷い下痢。整腸剤に加えロペミンという下痢止めももらう。昨日の夜たくさん食べたからだろうか。抗生剤はもう点滴してないので良くなる予定だったのに。少し時間がかかるのだろうか・・・。下痢以外は体調が良かったので、午前中に病棟を5往復くらい頑張って歩いた。1往復で100mなので、出来れば10往復くらい出来るようになりたい。

 

ここで今更気づいた事。この病棟は31床あるという事。男性の大部屋は高齢の人が多いという事。高齢すぎて看護師さんはほぼ介護人状態だ。高齢にになると移植が出来ないので、個室に入る人は比較的若い人、大部屋は高齢者、になるという事か。

隣のベッドにいるKおばあちゃんがとても若々しい。母親を少し思わせる部分もある。80歳と思えないくらい動けるしハキハキ答える。それでいて白血病なんだからタフな人だ。大体にして女性患者はタフな人が多い。私も頑張ろう。

 

午前中で体に貼っていた心電モニターが取れる。先生が点滴どうする?と聞いてくれたが、前回も前々回も点滴を取った途端に熱が出たので今回はもう少しキープする事にした。これから検査がまだあるから、いつ点滴が必要になるか分からない。手の甲に入ってるこの点滴も7月17日からのお付き合いで仲良く出来てると思う。可能ならばテープだけは張り替えてもらいたいが。

 

昨日の夜、父親がGoToキャンペーンを使って旅行に行った事をSNSで知る。なんだかな、という気持ちにはなる。今月一時退院したら家族に会いたいという旨を伝えてるのだから、極力コロナにかからないように自粛して欲しかったがそういう訳でもない、と考えるとなんだか切なくなった。本当に白血病という病気を理解しているのだろうか?こんな風に考えてしまう自分が嫌だ。でも私だって感染してる可能性のある人と会うのは嫌だ。

 

今日は子供達の父親への遺書を書き終えた。遺書ってこうやって残すものなのだろうか。それすらも分からない。でも子供達の事に関することなので必ず残さなければ。残りは彼だけ。彼への遺書は書くのが辛い。泣きながら書くのが分かるので最後にしてるけれど、考えるだけでも辛い。誰もこんなものを読まなくて済む状況になるのがベストだ。

 

夕食前に子供達のバースデーカードをPowerPointで作った。まあ、パッと作ったにしたら悪くはないのでは、と思う。喜んでくれるといいな。メッセージを持った写真を看護師さんに撮ってもらった。

 

夜は差し入れのバターチキンカレードリアを食べた。新発売なだけ美味しかった。病院食がまた例の麻婆豆腐だったので助かった。カロリーが高いので食後も廊下をさらに5往復。全然余裕で歩けた。やっぱり血球が上がってくると本当に楽だ。今日のシャワーも楽だった。この状態が永遠に続けばいいのに。差し入れがたくさんあるので、明日のランチとディナーはキャンセルしてもらった。加熱食じゃなくて一般食に変えてもらえるか聞いてみたら、まだ白血球1300だと厳しいと断られた。残念。次の採血の数字を見てまた挑戦してみよう