コロナかと思ったら白血病でした。

2020年3月末、急性骨髄性白血病と診断されました。「生きている記録」として日記を闘病ブログにする事にしました。1日1日を大切に生きていきたいです。

8/3/2020 高齢者患者が多い

地固め治療2クール目(38日目)

白血球1,100 血小板6万9千 ヘモグロビン7.9 血液輸血あり

 

子供達の誕生日。でも時差があるから実質は明日か。子供達が15歳になる今日まで生きていられてる事に感謝。先日作ったカードの写真を送る。プレゼントは別途送付済み。離れてるのは寂しいけれど、私が病気になってしまった今、子供達がまだアメリカにいる事は良かったのかもしれない。アメリカのコロナ状況だけは心配だけど。

 

今日も今朝から下痢。結構酷い。さすがに朝だけで5回くらいトイレに行ったのでロペミンをもらった。白血球が思っていたより上がってなくてガックリ。それどころか下がってしまっている。絶対に1,600くらいにはなってると思ったのに。でも、血小板がやっと自力で増え始めてきた。歯茎が腫れてる感じがあるので血小板は低いと思っていたのだけどこちらは上昇傾向。先生が言うには、血小板が上がってきてるのでこれから他の血球も上がってくるだろうとの事。そうだといいのだけど。血小板は上がってるものの、点滴をいつ外しても良いように、念の為に最後の輸血をしておきましょうとなり、突如血液輸血が決まった。特に貧血症状はないのだけれど。それどころかとっても元気だ。

 

隣のベッドにまた新しい人が入ってきた。本当に入れ替わりが激しい。昨日退院したKおばあちゃんに負けないくらいの高齢の方だ。でもこちらはKさんのような明るさなさそう。高齢の方は若い人と治療法が変わるので比較的入院期間が短い印象だ。どちらかというと外来で出来そうな治療をするけれど、治療の間に何も起こらないようにモニタリング目的で入院、という感じが多いようだ。この人も4日くらいで退院できるらしい。高齢者の入院患者が本当に多い。これも日本が高齢者社会だからなんだろうな。これからの病棟は看護師さんの他に介護士も絶対に必要だと思う。

 

新しく入ってきたおばあちゃんが、『趣味や生きがいはなんですか?』と看護師から聞かれてて(入院の際に必ず質問される)、『特にない』と言っていたのに驚いた。生きがいがないのに治療して生き続ける意味とは何だろうと考えさせられた。こういう病気になったら必然的に生きがいや生きる意味を考えさせられると思ったけれどそうでもないらしい。それか、すでに80年近くも生きていたから考えなくなるのだろうか。ある意味とても興味深い。高齢といえば、午前中高齢の男性が廊下で喚き叫んでいた。遠くにいたので良く聞こえなかったが、認知症気味の人だと入院や治療という環境の変化についていけなくてこうなる場合があるらしい。対処する看護師さん達は本当に大変だ。