コロナかと思ったら白血病でした。

2020年3月末、急性骨髄性白血病と診断されました。「生きている記録」として日記を闘病ブログにする事にしました。1日1日を大切に生きていきたいです。

7/13/2020 移植の前処置について調べてみた

地固め治療2クール目(17日目)

採血なし

 

前回はこの17日目に高熱が出た。緊張する。とりあえず、朝の検温はクリア。

 

ものすごい寝不足。昨日の夜、移植の前処理について調べていたら眠れなくなってしまった。

 

まずは、放射線治療がどのような物なのか、閉所恐怖症の私でも大丈夫なのか等心構え的な意味で調べてみた。放射線処理自体は大丈夫そうだけど、副作用がすごいらしい。抗がん剤もそうだったけれど、経験した事ない治療の副作用は怖い。放射線となると尚更だ。調べても調べなくても不安なのは同じなので、少しでも心の準備が出来ればと思って調べてみた。

 

当然、移植も気になる。分かっていたけれど、移植の体験談は全て壮絶なものだった。『死んだほうがまし』という言葉を何度も見かけた。痛い、苦しい、死にかけた等、明らかに抗がん剤治療とは比較にならないレベルなのが分かる。そして最悪の状況、生着不全で白血球がゼロのまま死を迎える、というケースもあった。

 

それでも移植しなければならない。移植しないと生きられないし生きるチャンスがなくなってしまうから。少しでもチャンスがあるならば恐怖を受け入れて挑戦しなくてはならない。でも怖い。ひたすら怖い。移植が怖いのか、それとも死ぬことが怖いのか、もはやそれすらも分からない。移植日が近づくにつれ、自分が死ぬかもしれない、という感覚が本物になってきた。もちろん遺書も残すし、なるべく身辺をキレイにしようとは思ってる。でも自分の心は楽にならない。

 

同室のIさんがとても苦しそう。彼女の病気は完治する事がないのでずっと治療を続けていかなければならない。赤ちゃんが生まれたばかりで、何故自分がこの病気にならなくてはならなかったのか、という気持ちで一杯一杯だと言っていた。

私は不思議と『なぜ私が?』という気持ちがないだけ前を向いていられるから楽だと思う。これが人生経験の差からくるものなのか、性格の差なのか分からないけれど、悩みが一つ減るのはありがたい。

 

家族に弱音を吐けないのが辛い。いや、弱音を吐いても理解してもらえないだろう。母親は多分心配で仕方ないと思う。でも、彼女ができる事は本当に限られている。せめて連絡がしやすいようにLINEの勉強を頑張ってもらいたい。兄は協力してくれたけれど、それでも家族のサポートがないのは辛い。でも、彼が支えてくれてる。彼には何もかもサポートしてもらってて、本当に申し訳ない。私が彼にしてやれる事が全くないのが辛い。

 

今日のシャワーは息切れしなかった。調子に乗って歌いながらシャワーしてたのに。夜は食欲があったので、前に差し入れしてもらった金のハンバーグ。大きかったけど完食。明日体重増えてるかな・・・。