コロナかと思ったら白血病でした。

2020年3月末、急性骨髄性白血病と診断されました。「生きている記録」として日記を闘病ブログにする事にしました。1日1日を大切に生きていきたいです。

7/29/2020 恐怖の放射線科でのCT

地固め治療2クール目(33日目)

白血球1,100 血小板2.9万 ヘモグロビン8.2

 

やっと白血球が増えてきた・・・。でも血小板が減ってるので微妙。

やはり骨髄検査をしてから移植のスケジュールを調節し直す可能性が高いらしい。ヘモグロビンが増えてるのは嬉しい。まあ、一昨日輸血したから当然の数字なのかな。下痢も目眩も相変わらず。下痢の原因と思われる抗生剤は明日あたりに終わるらしい。目眩はちょっと悪化してる。

 

今日はとうとうずっと避けてきた放射線科でのCTに行ってきた。午後のアポなのはありがたい。でも、聞いてた話と全然違くて怖かった。最初に放射線治療の機械を見せてもらったけれど、MRIとまるで同じ感じなので絶対に無理ですと伝える。私がネットでこの病院の放射線科のサイトで見たのと違う・・・。CTも普通より時間が掛かるし全身なので多分無理。閉所恐怖症の人間には地獄のような状態だ。

結局、CT放射線も薬で眠らされた状態でやってもらう事となった。このオプションがあるだけありがたい。CTは金曜日に出直し。また放射線治療用に頭を押さえるマスクを作る必要があると言われビビる。熱いプラスチックを顔に乗せ形を取るのだが、看護師さんに手を握ってもらい、ずっと話しかけてもらう事で何とか乗り越えられた。こんな事をするなんて知らなかったからビックリした。やっぱり事前にもっと説明をして欲しいと思った。でも、放射線科の人達は皆さんとても優しくて親切だった。それだけが唯一の救い。

 

結局放射線科でのアポが長引きリハビリの時間をミスる。いつもごめんなさい、Sさん。明日またきてくれる事になった。

 

放射線科から戻ってきてすぐに教授回診があった。そこで初めて金曜日に骨髄検査をすることを聞かされる。何となく分かっていたとはいえガッカリ。教授回診の時はいつも若くて綺麗なU先生が隣にいるのを見ると、ああどこの世界も同じなんだな~、なんて思った。

 

夜、U先生が今後のスケジュールを教えてくれた。来週は検査でスケジュールが一杯だ。恐怖のCT(再)もあるし、同じく恐怖の初の胃カメラもある。歯医者も行かないといけないし、血球がそこまで上がってないけど移植前準備の検査で盛だくさんだ。移植の説明を一つもまだ受けてないのに、準備だけは着々と進んでいく。何とも不安にさせられる状況だ。

 

今日は父、NYの友人、会社のチームメンバーからLINEがあった。父は今になって面会の事を聞いてきた。母の話を信じてなかったらしい。これからは一時退院まで(できれば)忙しくなるから、可能ならば退院中に一度家族と会いたいと伝えた。コロナ中だからどうかなと思うけど、移植中は会えないし、もしかしたら会うのが最後になるかもしれないので、出来る事ならみんなと会いたい。

 

友人たちは遠慮しながらもたまにLINEで連絡してくれるので嬉しい。みんなの応援が大きな励みになる。できれば子供達からの励ましも欲しいけれど、これは父親がちゃんとフォローしてないから仕方がない。時々、ふと自分がこの病気になって入院している現実を不思議に思う事がある。まるで現実ではないような、そんな感覚に襲われる。それくらい入院する前の生活では想像もしてなかった事なんだと思う。こんな感覚に襲われるなんて、まだ病気と向き合えてないのだろうか。