コロナかと思ったら白血病でした。

2020年3月末、急性骨髄性白血病と診断されました。「生きている記録」として日記を闘病ブログにする事にしました。1日1日を大切に生きていきたいです。

8/12/2020 なかなか厳しい

 

採血なし

 

本当だったら今日退院だったのになぁ、と未だに少し凹んでいる。Y先生に明日の採血次第で退院を決めましょう、と再度念押しされる。S先生は「血球が下がってない限りは帰れると思いますよ」と言ってくれたけれど、Y先生はなかなか結構厳しい。相変わらず微妙な髪が残ってるので地下にある美容院に行って良いか聞いてみたが、Y先生に好中球が低いからNGと言われてしまう。やはり移植前だからばい菌等にはいつも以上に慎重になっているのが分かる。まぁ、どうせ移植の時にまた髪は抜けちゃうんだけどね。

 

こ2日間、T先生が回診に来ない。Y先生とT先生がメインの主治医なのだが、T先生は甘いので患者に人気がある(笑)。助手さんにT先生の事を聞いてみると、なんとコロナ部隊として駆り出されてるので2週間留守にするという事だった。他の血液内科の先生も駆り出されてたので驚きではないが、それでも今までずっとお世話になってたのにこのまま退院して再入院後には移植ドクターチームに変わってしまうのは悲しい。

 

今日からバクタという抗菌のお薬を飲み始めた。カリニ肺炎の予防だそう。移植中で一番怖いものの一つが肺炎だ。移植中の白血球0の世界では自分の身体の中に住んでる菌にすら負ける。どの菌に目を付けられるかで移植の辛さが変わる。抗がん剤治療での免疫抑制期で白血球が300くらいになっただけで高熱を出しているのだから、ゼロの世界は想像も出来ないし恐ろしくて考えたくもない。