コロナかと思ったら白血病でした。

2020年3月末、急性骨髄性白血病と診断されました。「生きている記録」として日記を闘病ブログにする事にしました。1日1日を大切に生きていきたいです。

8/26/2020 移植前処置前日

移植入院8日目

 

前処置前日。どんどん緊張感が増してきた。

移植の前に行われる前処置と呼ばれる抗がん剤放射線は計6日間ある。私の場合は放射線は1日だけ。何故かは分からないけれど、どうやらそういう治療らしい。

 

検温の時に看護師さんに前処置でどのような副作用が出てくるか再確認。やはり全員、前処置の抗がん剤を入れた状態の放射線の後からが一番キツいようだと言っていた。もうここまでくると後戻りできないので冷静に質問する。

 

Q: 一番顕著な副作用は?

A:やはり粘膜障害と下痢ですかね。ほぼ100%の方が重度の口内炎で水を飲むのも難しくなります

 

Q: 粘膜障害で引き起こされる口内炎と喉の痛みでどのくらい食べたり飲んだり出来ない期間が続きますか?

A: 同じようなハプロ移植の患者さんの場合だと、大体3週間くらいでしょうか

 

Q: ひどい人は1日2~3リットルくらい下痢すると聞きました。部屋にトイレがあるけれど点滴もあるし間に合う気がしません。大丈夫でしょうか?

A: 紙おむつを使用している人が多いです。用意しておいた方が良いかもしれないですね

 

などなど。

 

今更気づいたけれど、副作用の対応法は先生より看護師の方が聞きやすいし分かりやすい。ちなみに、この副作用は一般的なもの。人によって重さが変わるし、この他に発熱もあるし感染症のリスクも高い。感染症に関してはひたすらならないように祈るだけだ。

 

夕方、放射線科で4度目のマーキング。来週の今頃は放射線も終わってるはず。なのでマーキングは今日が最後。放射線は朝と夕方1日2回という事だったので、朝に上半身、夕方に下半身という風に進めるのだと思っていた。しかし、よくよく聞いたら朝に全身、夕方にもう一度全身という事らしい。しかも朝は7時半から。念のために聞いておいて良かった。当日パニックになるところだった。朝と夕に分ける理由は一度に浴びると致死量になってしまうから。朝と夕に分けるくらいで大丈夫なんだろうか、と不安になる。ここまできたらプロに任せるしかないけど。

 

夜、仕事が終わってから彼が洗濯物と差し入れを持ってきてくれた。明日から抗がん剤が始まるのであまり食べられなくなるかもしれないけれど、たくさん持ってきてくれた。点滴棒2本あるので看護師さんが付き添わないと廊下を歩けないが、明日からもう廊下にも出れなくなってしまうから、今日で顔も見納めと思って看護師さんにお願いしてナースステーションの横の入口まで顔を見に行った。次に直接顔を見れるのはいつになるんだろう。