コロナかと思ったら白血病でした。

2020年3月末、急性骨髄性白血病と診断されました。「生きている記録」として日記を闘病ブログにする事にしました。1日1日を大切に生きていきたいです。

8/25/2020 退院出来たらダイエットします

移植入院7日目

 

首のCVに少しだけ慣れてきた。まだうがいをするのに上を向くことだけがあまり上手に出来ないけど。腰の痛みはほぼなくなった。

 

今日は午前中と午後の2回リハビリが入ってるという事なので、午前中早くからシャワー。首のCVが入ったままのシャワーは初めてだったけれど、洗うのも着替えるのも腕よりずっと楽だ。ただ、これだと全部前開きのパジャマじゃないと厳しい。お気に入りのムーミンのパジャマは2着とも上がTシャツなので着替えるとなると少々面倒になる。それでも着るけど。

 

リハビリ中に移植を控えて再入院してきたYさんと、すでに先に移植中のFさんを見かけ手を振る。さすがに入院して5か月も経つと長期入院の人は顔見知りだ。Fさんは臍帯血移植で生着後だったので無菌室の外にいたけれど、ガリガリに痩せてしまい青い顔をして車椅子に座ってどこかに行くところだった。顔と唇がパンパンに腫れていた。やっぱり生着後もキツいんだな・・・。

 

今回のハプロ移植の生着率はデータ上は100%に近いという話だったが、もちろん100%ではない。日本では治療法として確立してまだ数年なのでデータ数もそこまで多くないから尚更不安だ。今更だけど、生着とは白血病患者の骨髄がドナーの細胞に置き換えられ、そこから血液が造られる状態になった事を指す。目安は好中球500を超えた時点で生着と見なされる。

万が一生着しなかった場合はそのまま臍帯血移植をする事になる。何故ならば、前処置の抗がん剤放射線治療で移植患者の骨髄の細胞は殺されてしまっているので、どうあがいても自分の体でもう血液を造る事が出来ないからだ。なので生着しないと白血球が0のままいずれ死を迎える(血液と血小板は輸血出来るが、白血球は出来ない)。これが骨髄移植が怖い一番の理由。

 

私の場合、体重の問題で臍帯血移植は出来ないと最初から言われていた。抗がん剤でかなり体重が落ちたとはいえ、それでもまだまだ体重を落とす必要がある。となると、今回のハプロ移植で生着しなかった場合、無理やり臍帯血移植を即座にする事になるが、生着する可能性はかなり低い。よって、今回のハプロ移植にかけるしかない。

 

という事で、今回の移植が成功して退院出来たら、体力が戻り次第頑張ってダイエットをしようと思う。再発した際にはほぼ確実に臍帯血移植になるので、その時がきても大丈夫なような体重まで落とす。もちろん再発しないのが一番なのだけど、こればかりは誰にも分からない。まさかこんな動機でダイエットを決意するなんて思わなかったな。