コロナかと思ったら白血病でした。

2020年3月末、急性骨髄性白血病と診断されました。「生きている記録」として日記を闘病ブログにする事にしました。1日1日を大切に生きていきたいです。

8/5/2020 恐怖のCT(再)を乗り越えた!

地固め治療2クール目(40日目)

白血球1,200 血小板8.2万 ヘモグロビン9.1

 

白血球は1,200と相変わらず低い。今日こそ上がってると思ったのに。白血球は意地でも増えるつもりがないらしい。ちなみに、通常成人の白血球基準数は4,000~9,000/µLとなっている。なので、今の私は体調が良くても白血球は最低基準値の4分の1しかない。今まで治療をしてきて2,000台になったのも数日しかない。本当にいつか正常値になる事があるのだろうか。

 

でも、血小板は8万まで上がっていた。一昨日輸血したとはいえ、ヘモグロビンも9.1になってるので、これからゆっくり上がるだろうとの事。昨日のマルクも、詳しい結果はまだ分からないけれど今のところぱっと見では悪い細胞は見つかってないとの事。良かった。単に骨髄が疲れてるだけだろう説が強くなった。

 

今日は恐怖のCT。昨日からイメージトレーニングしてみてるけれど本番がは大丈夫だろうか。いや、大丈夫、出来ると思い込む事にしよう。私なら出来る。先生に例えばスマホのスピーカーで音楽を流したりして気を紛らわせる事等は可能なのか聞いてみたら放射線科に確認してくれた。音楽は問題ないと言ってくれた。5分ならこれで頑張れるだろうか。

 

お昼近くになり、とうとうCTに呼ばれた。CTに入る前から友達のお手製のラベンダーの匂いがするアイピローを目の上に乗せ、スマホでガンガン音楽を掛けながら挑んだ。ひたすら目をつぶって自分がどこにいるかを忘れるように努め、音楽に意識集中をしていたら、なんとか頭から骨盤までのCTを乗り越える事が出来た!当初は頭部だけの予定だったけど、結局大丈夫そうだったので骨盤まで撮れたらしい。閉所恐怖症でもCTが出来た自分が誇らしい(笑)

 

さらに夕方には歯科にも呼ばれた。移植前の検査が山盛りだ。日本で歯医者に行くのは30年振りくらいなのでかなりビビっていたのだけど、この病院の歯科は新しくてものすごくキレイだった。レントゲンも未来チックな機械で音楽が流れてるのだけど、インベーダーゲーム的な音楽で笑ってしまった。結局、虫歯が1本あるけれど、被せてあるものを取らないとどのくらいひどいのか分からない。移植には悪さをするとは思えないので、退院したらしっかり治しましょうと言われ、最後にクリーニングをして終わった。虫歯は別に痛くないけど、本当に移植に影響ないのかな。心配だ。

 

夜の回診で、T先生と移植のスケジュールについて話す。骨髄検査の詳しい結果が問題なくて、さらにこのまま血球が上がるならば、移植をもう1週間遅らせて家に1週間くらい帰りましょう、と言ってくれた。乗り越えなければいけない壁が二つある。骨髄検査は多分大丈夫だろうとの事だけど染色体レベルではまだ分からない。何よりも血球が上がらない。今日の時点で好中球はまだ10%くらいしかないらしい。家に帰ってお寿司を食べたりするには、好中球が1,000近く必要だから、本当にそこまで値が上がってくれるのかかなり疑わしい。