コロナかと思ったら白血病でした。

2020年3月末、急性骨髄性白血病と診断されました。「生きている記録」として日記を闘病ブログにする事にしました。1日1日を大切に生きていきたいです。

10/12/2020 大部屋へ day 40

移植入院54日目

 

そろそろ大部屋かな、なんて言ってた側で、今日いきなりの大部屋移動となってしまった。全然荷物が片付いてないよ〜。移動先は年齢層が高めの大部屋。大丈夫かな。経験上、大部屋は若い人の方が静かだったりする。

 

荷物の事もあるからもっと前に言ってよ〜、と思ったけど、本当に突然言われたので急患入院の可能性が高い。この病棟の個室は常に満室なので、急患が入った場合は元気そうな人から追い出される(人聞きが悪い)。私は多分次に出て行く患者リストのトップにいるだろうなとは思っていたけど、まさかいきなり当日言われるとは。。。リハビリ中に若い夫婦と思われし人達をデイルームで見かけたので、どちらかが今日突然入院が決まって私と入れ替わりになったのかも。という事で午後にお引っ越しが決定。

 

食事の方は、差し入れのパンを普通に食べてるので高カロリー輸液早く外して欲しい。このままだと太ってしまう。ドクターは今は食べれるなら何でも食べていいと言ってるけど、なんだかんだ言って食事制限は結構ある。

生もの(生野菜含む)、発酵食品、乳酸菌、ホイップクリームナチュラルチーズ、はちみつ、マヨネーズの入ったもの、少しでも作り置きされていたり菌が繁殖しそうなものはNGだ(ベーカリーのパンやスーパーで並べられてる惣菜等)。半熟玉子、ローストビーフのようなのもダメ。お肉はウェルダンのみ。フルーツも食べられるものが限られている。これは退院してからも同じ。免疫抑制剤を服用してる限り続く。人によって違うが最短で半年、長い人は1年以上食事制限が続くらしい。食べ物から感染してしまうなんて、やっぱり免疫は0歳児と同じという事だ。

 

そういえば今日からの大部屋、同室は私を含めて4人中3人移植患者だった。1人は以前大部屋で一緒だった人で移植退院後感染症で10日程で戻ってきてそのままずっと入院中、もう1人は移植後生着したものの白血病細胞が戻ってきてしまい退院出来ないそう。2人とも私よりずっと年上だとはいえ移植はやっぱり一筋縄にはいかない。誰でもうまくいく訳ではないし、絶対の治療法ではない。順調に進む方が奇跡なのだ。改めて自分がどれだけ現時点で順調で幸運なのか実感させられた。正直、自分の選択ではなかったとはいえ、順調に回復している自分がこの部屋にいていいのだろうか、という複雑な気持ちもある。とはいえ、自分だって退院後に病院に舞い戻る可能性は十分あるので全然人ごとではない。