コロナかと思ったら白血病でした。

2020年3月末、急性骨髄性白血病と診断されました。「生きている記録」として日記を闘病ブログにする事にしました。1日1日を大切に生きていきたいです。

10/22/2020 髄注再トライ day 50

移植入院64日目

3,100歩

 

夜何度もお騒がせ患者の輸液ポンプのアラームで起こされナースコールをする。聞いてみるともう一人の患者さんもナースコールしてたそう。2人とも耳栓をしてるのに起こされ、当の本人は爆睡で一度も起きないので怒りを通り過ぎて感心してしまう。

本人、回診の時足が痛くて眠れなかったと伝えていて、眠れなかったのはこっちじゃ〜、と同室の患者さんも私と一緒に心の中でツッコミを入れてたに違いない。昼間もよく爆睡してて看護師さんに大きな声で起こされてるから、いつでもどこでも寝れるタイプのようで本当に羨ましい。昼寝ふと彼女のベッドを見たら、大の字になってお腹を出して爆睡していた。なかなかのキャラである意味飽きない。ただ、マスクなしでデイルーム占領して長話は本当にまずいと思う。病院側は注意しても聞かないので半ば諦めてる様子。諦められると他の患者達が困るのだが。

 

血液検査の結果、白血球は正常、ヘモグロビンが9.1と若干減り、血小板が7.7万と低いながらも微増。ヘモグロビンが減ると辛いので、何とか9以上は維持したい。内服に変わった免疫抑制剤血中濃度が低すぎるという事で今日から量が倍に。いきなり倍増して手の震えは大丈夫かな。薬剤師さんが話にきてくれて、免疫抑制剤での手の震えは珍しい副作用だとの事。でもネットで調べると出てくるから報告されてるより一般的な気がする。

 

そして今日は入院中最後の治療となる髄注の日。本来移植の前に行われるべきだったけど失敗したので移植後にやりましょうと言われた治療だ。まず最初に脳脊髄液を採取し、その後微量の抗がん剤を注入する。抹消からでは脳に抗がん剤が行き届かないので脊髄を通して直接注入するのだ。私が患ってる骨髄性の白血病は脳に白血病細胞が転移する事は殆どないらしいので念の為の予防となる。前回あれだけ針を刺されて痛い思いをして失敗だったけど、今回は一発で成功。ただ、尾骶骨をぐいぐい押された感じと右脚全体の痺れがすごい。施術後は枕なしで仰向けに最低1時間安静。何とか痺れは取れたし、副作用である頭痛も特にない。夕方の回診で、採取した髄液に問題は見られなかったと伝えられて一安心。

 

仕事帰りに彼がPCR検査を受けてきてくれると連絡があった。実費で高いのにありがとう。癌患者と同居する人達が無料で何度でも検査を受けられるようになればいいのに。無料じゃなくてもせめて1万円くらいにして欲しい。

 

髄注で腰に鈍痛があるのと脚が怠いので夜は軽めの歩行のみ。無理は禁物。夜寝る時にあまり左脚が上がらない事に気がついた。通りで歩き辛かったわけだ。これも髄注のせいだろうか。