コロナかと思ったら白血病でした。

2020年3月末、急性骨髄性白血病と診断されました。「生きている記録」として日記を闘病ブログにする事にしました。1日1日を大切に生きていきたいです。

10/23/2020 退院前日 day 51

移植入院65日目

2,200歩

 

朝起きてみるとやっぱり左脚が重い。あまり寝れてないから疲れもあるのか。今朝は4時半に起きてしまい、結局それから眠れなかった。

 

明日退院で着る服に悩む。さすがにパジャマ姿じゃ帰れない。しかし、ずっと家にいなかったので、この時期に着れるどんな服があったのか思い出せないのだ。昨日FaceTimeで相談して、今日彼が仕事帰りに持ってきてくれる事になった。女性の多くはウィッグ着用で退院するけど、結局ウィッグをまだ購入出来てないので坊主頭姿で退院する事になる。ウィッグは不自然なものも多いので、退院した後に直接お店に行って似合わせカットしてもらいながら購入する事にした。完全予約制で個室対応なので大丈夫だと思うけど、体力だけが心配。とりあえず来週の土曜日の予約が取れた。浜松町にあって彼が車で連れて行ってくれるから大丈夫なはずだけど、やっぱり外出は緊張するし怖い。

 

リハビリ中、異様に脈拍が高い事に気づく。そういえば朝の検温でも90を超えてた。いつもより20以上高い。免疫抑制剤が増えたせいだろうか。左脚の状態も相変わらずで歩き辛い。退院直前なのに不安にさせないで欲しい。結局こうやって二進一退の状況に慣れていかないといけないんだろうな。

 

今日師長さんと話す機会があったので、ダメ元で退院前に同じ時期に移植したYさんに挨拶出来るか聞いてみた。ちょうど車椅子で移動中だという事なので病棟に戻ってきたら声を掛けますと言ってもらい数分だけ顔を見て話す事が出来た。同じハプロ移植から1ヶ月半経った彼女は歩けなくなっていた。ガリガリだった姿はさらに痩せて、脚が動かなくなり、出血性膀胱炎になってしまって尿管に繋がれた状態だった。とても痛々しい姿で泣きそうになってしまったけど、口調は相変わらず明るく、そして私が回復して退院できる事を本当に喜んでくれた。廊下から私の声が聞こえてくると励みになったと涙ながらに言ってくれ、それがとても嬉しくてまた泣きそうになった。なんて強い人なんだろうと思う。ドナーになってくれた息子さんの為に頑張ろうとしてるのが伝わってきた。また明日退院前に挨拶に来て欲しいと言われ絶対に行きますと約束した。