コロナかと思ったら白血病でした。

2020年3月末、急性骨髄性白血病と診断されました。「生きている記録」として日記を闘病ブログにする事にしました。1日1日を大切に生きていきたいです。

10/14/2020 どんどん回復している day 42

移植入院56日目

 

今日はリハビリで屋上庭園まで行ってきた。渡り廊下を歩いて違う建物に行かないといけないので不安だったけど、思ったより人も少なく何とか無事たどり着く事が出来た。移植入院して以来だからまさに56日振りに外気に触れた。移植の為の再入院した時は猛暑だったのに、すっかり秋の空気になっていた。寒くなる前に少しでも秋を感じられて良かった。

 

ドクターによると来週から免疫抑制剤のプログラフが内服になるという話し。その場合、血中濃度と体調に問題がなければその週末くらいにはカテーテルが外れる可能性もあると言う。今輸血を全くしてないのでカテーテルが抜けたらそのまま点滴はなし、という風に考えてるとの事。そういえば、最近は採血も一日おきではなく二日おきになってきた。

 

回復してるのは嬉しいけど、ひたすらすごい速さで着々と進んでいる。理学療法士さんによると、点滴が外れたら2週間以内に皆さん退院されますよ、との話だった。たくさんの移植患者を見てる彼らから見ても、私の回復はとても速いらしい。これは抗がん剤治療の時からずっとリハビリを続けてるお陰だと思う。理学療法士さん達の支えは本当に大きい。ある意味体重も大切だと最近つくづく思う。抗がん剤と移植で25kg以上体重が落ちた。これでやっと普通レベルになってきてまだ体重に余裕がある私は回復が速いのではと思う。栄養の貯蓄がまだあるのが自分でも分かる。治療開始時標準体重の人は痩せ型に、元々痩せてる人はガリガリになってしまう。長期に渡る体力勝負だと最初からドクターに言われていた。同室の患者さんの1人は身長も低めとはいえ今体重33kgしかなくて悩んでる。それでももう一度移植する心構えが出来てると言っていた。体重を維持するだけでも命懸けとなる。ただただ驚かされる。

 

そんなこんなでまだ未定だとはいえ「退院」の二文字がどんどん現時的になってきた。今はコロナのせいでお試しの外泊等もないらしいので、いきなり本退院となるので不安で一杯だ。明日は私より1か月先に移植をしたFさんが退院する。Twitterで繋がっていて彼女の回復を目安にしていた部分も大きいので彼女の退院は本当に嬉しい。もう二度とこの病棟で彼女と会う事がありませんように。

 

とはいえ、この病室に退院までいると思うとちょっと不安ではある。みんな病人なんだから当たり前なんだけど、日々の回復が厳しい人達なので自分だけ場違い感がすごい。本当にここにいていいのだろうか。勿論テレビをつけっぱなしで寝ちゃってこっちが眩しくて眠れないとか、ゲップやおならを連発されて気が滅入るという大部屋あるあるもある。特に誰かがお喋りでうるさいとかはないけど、やっぱり人間4人も集まると色々ある。きっと私も何かしら迷惑掛けて部分があるんだろうな。